レビュー:Signature Plastics: SA profile ABS製 doubleshot キーキャップ Ergodox set
3週間程使ったので内容更新
買ったのはコチラ。珍しいErgodox 用キーセットです
5/24 Shop 発
5/25 LOS ANGELES 発
5/30 到着。 ポストに入らないので再配達
記載ではRow12343と記載されていますが、届いたものは12344(親指部分はAll3)でした
SA profileはちょっと変わっていて、Row2と4は上下ひっくり返してるだけで同じ形状なんですね。その為バラ売り時にはRow2/4みたいな書かれ方をしています
全行でRow3を採用してRow33333みたいなスカルプチャーを廃したフラットなキーセットもあるので注意です(キー位置の入れ替えを考慮しているらしい)
FILCOがMajestouchのオプションで売ってたやつ(同じくSP製)は223333並びでした。標準並びはスカルプチャー角度がきつ過ぎるという話もあり、これはこれで玄人設定な感じでした
Ergodoxの場合、カスタマイズ部分は無刻印にしているのが多いですが、あえてスカルプチャーレイアウトを残したまま刻印設定にしたものもあります。他人がやらない事を追及するスタイル!(らしい)
- 良いところ
Gateronスイッチとの相性問題なし
肉厚でがっしりしている
レトロ風味でかわいいデザイン性
3Dプリンタでこんなの試作してる人もいるんですね
- 悪いところ
ステップの無いスカルプチャー形状
低音ながら打鍵音が大きくなる。ガコガコ
背が高い分、キーのぐらつきを感じやすくなる
- その他
キーの頭がシリンドリカル(円柱状)でなくスフィリカル(球面状)に削れている。指先の感触が違ってきます(それが嫌という人もいます)
背が高いので盤面(っていうの?)が高くなる。EZ本体も厚めですしねー更に高さが増えます
写真でみるとそれほどでもないですが、フォントが大きくてちょっとくどかった
いわゆる ハイプロ(high profile)
プロフェッショナル用とか
人を選ぶとか
指を立てて打たないとダメとか
評されていて、どういう事なのかピンとこなかったんですが、要はキーの行毎にステップ(段差)がないんですね
(一般的なステップスカルプチャーキーボードには段々畑状に段差がつけられている)
その為キーを押し込むと指の腹が手前のキーに当たってしまいます。これを避けるためには指を立てて打ち下ろさないといけないというわけ
なるほど、それは打ちにくい!
私は挫折しましたが、キーボードを立て気味に使ってる人は問題ないのかも?
ちなみに親指部分に2*2個だけ残してます。ErgodoxEZでは親指部分はフラット気味になってますが、Kinesis風に段差をつけたほうが打ちやすい気がしますね
なぜステップがついていないのか?それについてはそれっぽい書き込みがありました。
昔のキーボードはキーキャップではなく、本体側で段差(スロープ)をつけていたんですね。(カーブドスカルプチャとか言われてる形状です)
今のハイプロ製品というものは、当時のキーキャップ形状のまま再利用しているのではないか?ということらしいです。
ホントなのかわかりませんけど
Computex 2016にVortexがSAとDSAクローンを出展していたらしいですが、こちらもステップがない形状で「同じ過ちを繰り返すな~」なんて書いてる人もいましたが、時既に遅しな感じが。ステップ付けたら付けたで普通のキーキャップと大差なくなっちゃいますしね。
追加:ステップ付きSAクローンの開発してる人もいるようですな!1年でメーカー試作段階らしいのであと2年くらいかな^^;